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ブログテニスを初めて一通りの技術やルールを覚えて、いざゲーム形式をやってみると初めは何をやっていいかわからず、とにかく攻めて自滅してしまうということが多いと思います。
そこで、「考え方」としてまず何をしないといけないのか?そのために必要な技術はなんなのかを優先順位を定めて書いてみたいと思います。
下記の①〜③はかなり大きく分類した優先順位です。
その中に細かく考え方や必要な技術はありますが、まずは下記を考えてプレーしてみましょう!
もちろん優先順位なので①ができていないのに②を実行するのは良くないです、順番通りにできるようになっていきましょう!
①自滅を防ぐ
まずは自滅しない。ミスしないことです。
何をいきなり当たり前のことをと思うかもしれませんが、試合に出てまずぶつかる壁がこれです。
ミスすることをわかっていながらもそのショットを選んでしまうわけではなく、自分のショットの成功確率や成功確率を下げる状況を把握できていないことが原因です。
テニスの大会に出始めて年数が浅い方のポイントの取られ方として綺麗にウィナーを決められるよりも自滅している数の方が多いと思います。
それを防ぐために、ミスせず返球できる力加減や軌道をしっかり把握して全体的に7割くらいは成功するように各ショットの成功率を上げることが重要です。
ミスショットになる原因
- スピードの出し過ぎ
- 軌道が高すぎる、低すぎる
- 攻められてるのに攻める
- ポジションが悪い
練習でどうなっていれば良いか?
- ラリー練習だったら最低でも5球はミスせず返すことを意識する
- ダブルスの場合、前衛を避けて3球はミスせず返球できるようにする
- サーブはファーストの成功率7割、セカンドを9割までは上げておく
- 練習時間のトータルでの割合と考え、前半でミスが多いなら後半は正確に返すことに集中する
②深く返球する
①ができるようになったら次は深く返球することを意識しましょう!
シングルスでもダブルスでも深いショットを打てれば相手のポジションを下げることができ、結果的にチャンスボールや相手のミスを誘うことができます。
この段階で意識するのは、自分はミスせず相手のミスを多くしてゲームを取るということです。
チャンスボールが来たらもちろん攻めても良いですが、それよりも相手に「ミスをさせる」ことを優先して考えるのがこの段階では重要です。
ウィナーを狙いにいくと結果的に自滅が増えて①に逆戻りになります。
練習でどうなっていれば良いか?
- 全体的にコートの奥にバウンドすることを意識する(結果的に相手は高めで触らせる)
- ストロークのラリーなら10球以内に相手にミスをさせることを考える
- ボレーはラリー練習では返すことに徹底し、ゲームだったら相手がいないところにコントロールする
- サーブはダブルフォルトせず、バックを狙うなどして1ゲームで1回、サーブだけでポイントが取れることを目指す
③球威、コースを狙ってみる
やっとここでほとんどの方がやりたい!とイメージしている攻撃です!
優先順位としては球威を上げるところから始めましょう!
ミスせず、できるだけ深く、そしてそのボールのスピードを上げます。
このように①と②を別物と捉えるのではなく、できた上でさらにというイメージです。
球威を上げても成功率をキープできるなら、今度はコースを狙ってみましょう!
コースを狙う場合はスピードは抑えめにして相手を走らせることに専念しましょう。
走らせてミスさせればそれでOKなのでここではノータッチエースなど狙わないのがコツです。
それらができるようになったら、球威をあげてコースを狙ってみましょう!
球威やコースを上げると当然成功率は下がります。
下がることを想定して、全体の成功率7割はキープしないと勝てませんので、試合全体を通して調整する意識をしましょう。
練習でどうなっていれば良いか?
- 球威やコースをつけることによって相手が打ちづらそうにしているか確認
- ラリー中に粘ってミスを誘うか攻撃でミスを誘うか考えてラリーする
- 練習時間のトータルで成功率はどうだったか考える(一喜一憂しない、全体で考える)
まとめ
今回のステップはどちらかというと「考え方」です。
もっと良くなるなーと感じる方は大抵③からスタートしています。
あと色々悩んでしまう方は打ち方やショットの質を追い求めている方が多いです。
もちろん綺麗なフォームや威力のあるショットは大切ですが、ポイントは相手がコートに返せるかで決まるので、まずはそこを意識して相手に対してどうだったか?自分の成功率はどうか?を考えた方がより「試合で勝てる」に繋がると思います!
試合で勝ちたい、試合で何をすればわからなくなってしまうと考えてる方の参考になれば幸いです。